親族に混ざり大親友の最後を温かく見送る

友人の年齢層は幅広く、どちらかというと年上の女性と気が合うため、家族葬での葬儀で見送った親友の一人もかなり年上の女性でした。彼女とは彼女が60代の時に出会い、すっかり意気投合して仲良くなり、何かと人生のアドバイスをくれる大先輩でありながら、年の離れた大親友です。そんな彼女も100歳を前に亡くなりましたが、亡くなる直前までお出かけをしたり、耳にイヤリングをしたり、オシャレにも余念がありませんでした。長く生きたことで良いこともたくさんあった反面で、同世代の友人はほとんどこの世にはおらず、遺族としても家族葬でお別れをすることになったのです。

 

家族や親せきだけで行う家族葬ですから、最後のお見送りはできないと思っていたものの、娘さんから電話があり家族葬に参列をしてほしいということでした。初めて家族葬というものに出ましたが、今まで大きなお葬式しか知らなかっただけに、少ない人数での葬儀はどこかアットホームで、ホッとできる優雅な時間にも感じたのです。メイクもキレイに施されていて、最後までオシャレに気を抜くことのない彼女を、家族と共にゆっくり見送れたのは幸いでした。