父の葬儀について困っています。
実家は県境の山中にあり、父が一人で住んでいます。ほとんど限界集落に近い村だけれど、本人は生まれ育った家でのんびり暮らせることで満足しているようです。でも、熊本までがん検診だけは定期的に行ってました。
私が父の葬儀について頼まれました。「墓に入りたくない、どこか景色の良い木の下に埋めて欲しい」とのことです。
今は葬儀も家族葬や直葬など多様化して、父の望む樹木葬もあります。長男と長女ではなく次女である私にそんな権限はないので本当に困っているところです。
自由な人なので死んでまで縛られたくないのでしょう。私も父と同じで樹木葬を希望していたので親子は似るのかもしれません。
今のところ、長男と長女には何も言っていません。葬儀については故人の問題ではなく、残された人達の気持ちだと思っているからです。
出来れば父の希望は叶えたいし、私も同じで、死んだ後のことまで何かを考えたくありません。
他の身内に相談することも出来るけれど、関係がこじれそうなので面倒です。今からどうすれば一番良い結果になるか考えていますが、どうやっても難しい気がします。
それだけ父の人望があるからで、特に人生のお別れになる葬儀は簡単な話ではないのだと感じました。
とにかく、元気なうちに本人に決めてもらうことが一番です。終活といった造語も今では普通に耳にします。
それだけ多様化しているので、「普通は~」となんて考えはなくしてもいいのかもしれません。